新型の地対空ミサイルの試験発射を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=20日(配信元が画像の一部を加工しています、朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは21日、同国のミサイル総局が20日に新型の地対空ミサイルを試験発射し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと報じた。従来より即応性が向上し、軍需工場で本格的な生産を始めたという。金氏は重要な防御用兵器が軍に配備されると指摘し、研究者や軍需工業部門の関係者に謝意を伝えた。

 発射は最終的な性能を確認するために行われた。場所は不明。米韓の軍事当局者は、ウクライナ侵攻を続けるロシアを支援する北朝鮮が、見返りとしてロシアから対空ミサイルなど防空用の通常兵器の技術供与を受けているとの見方を示している。