【ワシントン共同】米商務省が20日発表した2024年の外国とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の赤字額は、前年比25・2%増の1兆1336億ドル(約168兆円)で、過去最大の大きさとなった。モノの赤字拡大が要因。
24年の経常赤字の国内総生産(GDP)に対する比率は3・9%となり、前年の3・3%から拡大した。
モノの赤字は14・1%増の1兆2129億ドル。コンピューター関連や医薬品の輸入が増えた。一方、サービスは6・0%増の2951億ドルの黒字だった。第1次所得収支は赤字に転落した。
同時に発表した24年10〜12月期の経常収支の赤字額(季節調整済み)は前期比2・0%減の3039億ドルだった。モノの赤字は増加し、サービスの黒字も増えた。