ソフトバンクグループ(SBG)は20日、65億ドル(約9700億円)を投じ、半導体設計を手がける米アンペア・コンピューティングを買収すると発表した。子会社を通じて全株を取得、AIの普及を背景に需要が高まっている半導体の開発を加速する。今年後半に取引が完了する予定という。
アンペアは、SBG傘下の英半導体開発大手アームの技術を活用して半導体を設計している。SBGは買収を通じてアンペアとアームの連携を強化し、開発力を高めたい考えだ。
SBGは米オープンAIとの協業などを通じAI分野への投資を拡大している。アンペアはAI向けに特化した半導体の設計を行い、省エネ性能などに強みがある。