日本で初めてW杯での采配後も続投した森保一監督にとって、前回の最終予選は苦難の道だった。第1戦のオマーン戦でまさかの黒星を喫すると、3戦目までに2敗した。今回は同じ轍を踏まないため周到に準備し、第1戦の中国戦で大勝。「過去を生かし、成長している手応えを持てた」(森保監督)と勢いに乗り、C組を独走で駆け抜けた。
試合までの準備期間が短い代表活動では、全選手がそろっての練習やミーティングの重要度が高い。今予選は日本サッカー協会が欧州からのチャーター便を手配し、全選手での練習を以前よりも1日多く確保した。
三笘薫(ブライトン)や堂安律(フライブルク)らを生かすため攻撃的な3バックを採用した。ピッチ内外で進化を遂げ、W杯出場を決めた。