今どきの中学生に人気の部活動をランキングで紹介し、その裏側にある事情を探る企画の2回目・女子編です。この10年で大変動が起きていた男子に比べ、女子は順位の変動が小さい結果となりました。長年、トップを争ってきたのはソフトテニスとバレーボール。最新のランキングで1位となったのは、果たしてどちらでしょう。また、女子の運動部加入率が著しく低下している状況も浮き彫りとなりました。改革のまっただ中にある部活動の現状と課題もお伝えします。

 使用したデータは日本中学校体育連盟が毎年実施している加盟校調査で、毎年度6月1日時点の数字です。

 最新の2024年度調査における女子の加盟校数は186校、全19競技の加盟生徒(部員)数は1万2279人でした。10年前の2014年度と比べると、加盟校は7校、部員数は6639人減少しています。

 ◆部員数最多はソフトテニス

 それではランキング結果です。2024年度、最も部員数が多かったのはソフトテニスで2511人でした。全体の20.4%を占めています。

 次のグラフは2005年度からの順位の変動を示したものですが、ソフトテニスは21年度まで17年連続で首位でした。22、23年度はバレーボールにその座を明け渡していましたが、3年ぶりに返り咲きました。...