【蘇州共同】中国国家統計局が17日発表した2月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち天津や広東省広州など45都市で前月と比べて下落した。前月より3都市増えた。中国では不動産不況を背景に住宅価格が落ち込む傾向が続き、政府が景気対策を強化したことで持ち直しの動きが出ていたが、再び下落傾向が強まった。

 上昇したのは北京や上海など18都市にとどまった。上昇数は前月より6都市減った。7都市は横ばいだった。

 取引数が多く市場の需給をより反映しやすい中古住宅は65都市で値下がりした。前月より5都市増えた。上昇は3都市、横ばいは2都市だった。