鳥取県南部町の県立フラワーパーク「とっとり花回廊」で17日、視覚に障害があっても桜を楽しめるよう、香りの強い桜「春めき」の苗木が植樹された。
春めきは2000年に品種登録され、早咲きで、優雅な香りが特徴。鳥取県視覚障害者福祉協会の市川正明会長(74)ら5人と、とっとり花回廊の関係者らが大きな鉢に3本の苗木を植えた。
とっとり花回廊は数年をかけて園内北側のエリアに約50本の苗木を植える計画で、障害者と健常者が一緒に桜を楽しむエリアの創出を目指している。
市川会長は「植えた桜が、どんな香りがするのか楽しみだ」と語った。