山形新幹線などの運行状況を案内するモニター=8日午前、JR東京駅
 東北新幹線の連結が外れたトラブルの影響で、連結運転の取りやめなどについて案内する掲示=7日、JR東京駅

 東北新幹線はやぶさ・こまち21号の連結が走行中に外れたトラブルで、JR東日本は8日も東北、秋田、山形の各新幹線の連結運転を取りやめた。9日も取りやめを決めており、運休などの影響が続く。盛岡・福島で乗り換えが必要となる秋田・山形新幹線の乗客は土日の間も不便を強いられそうだ。10日以降の運転計画は未定としている。

 JR東によると、原因が判明し対策が完了するまで、新幹線の連結運転を全て取りやめる方針を示している。これに伴い、秋田・山形新幹線は一部を除いて東京までの直通運転がなくなり、こまちは秋田―盛岡、つばさは山形・新庄―福島を折り返し運転する。

 国土交通省は今回のトラブルを重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が7日から調査に着手。車両の確認や関係者への聞き取りを実施した。昨年9月にも走行中にはやぶさとこまちの連結が外れるトラブルがあり、安全委は今回のケースとの関連を調べる。

 JR東は、こまち側に電気系の不具合があった可能性があるとの見方を示している。