石川県能登町の宇出津港で水揚げされた魚を箱詰めする「ウロコ水産」の関係者=7日午前

 能登半島地震からの復興支援のため、全日本空輸などは7日、石川県能登町の宇出津港で早朝に水揚げされた新鮮な魚介類を能登空港(輪島市)から東京・羽田空港に輸送し、都内で販売する取り組みを実施した。鮮魚チェーン「魚力」の3店舗で、8日まで販売している。

 空輸したのは、金沢市の水産卸売「ウロコ水産」が港で仕入れたヤリイカやカワハギなど計約120キロ。朝締めし、競り落とした鮮魚を箱詰めした後、能登空港まで陸送。箱を一つずつコンテナに入れ、定期便に搭載して運んだ。

 ウロコ水産担当者は「能登は魚種が豊富。おいしさと鮮度の良さを堪能してほしい」と話した。