岐阜県は6日、安八郡神戸町の30代女性がはしかに感染したと発表した。県内での感染者確認は昨年3月以来。女性は、他人に感染させる恐れがある感染可能期間内の1日午前8時~正午に大垣市のカネスエ昼飯店を利用しており、県は発熱などはしかを疑う症状が出た場合は西濃保健所に連絡するよう呼びかけている。

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 県感染症対策推進課によると、女性は2月12~19日にベトナムに滞在。帰国後の今月1日に発熱と発疹の症状が出たため、5日に医療機関を受診し、遺伝子検査で陽性と判明した。女性は自家用車を利用しており、感染可能期間中の公共交通機関の利用はない。

 はしかは空気感染で広がり、感染すると10~12日間の潜伏期間を経て、高熱や発疹などの症状が出る。感染する時期は、発症の1日前から解熱後3日までとされている。西濃保健所の連絡先は電話0584(73)1111、内線274。