応永飛騨の乱で討伐された古川尹綱と広瀬常登の首塚。奥が供養のため植えられた桜と地蔵堂=高山市国府町広瀬町、広瀬神社

 JR高山線・飛騨国府駅すぐ北の広瀬神社(高山市国府町広瀬町)境内東隅にひっそりたたずむ首塚がある。供養のため植えられた桜と地蔵堂が脇で見守る。さらし首の主は姉小路3家の古川家の尹(まさ)綱と加担した広瀬郷の領主・広瀬常登。2人が幕府方の守護京極軍に討伐されたのが1411年の応永飛騨の乱だ。...