勇壮な姿が披露された起し太鼓=19日午後8時41分、飛騨市古川町
勇壮な姿が披露された起し太鼓=19日午後8時39分、飛騨市古川町
勇壮な姿が披露された起し太鼓=19日午後8時41分、飛騨市古川町

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つ、古川祭が19日、岐阜県飛騨市古川町で開幕した。初日の夜はさらし姿の男らがもみ合う呼び物の「起し太鼓」が中心市街地で行われ、一帯は熱気に包まれた。

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 中心市街地にあるまつり広場で、やぐらに組まれた大太鼓の打ち手が「ドーン」とばちを振り下ろし、ちょうちん行列を先頭に大太鼓とやぐらが町内を勇壮に練った。途中、男たちが小型の「付け太鼓」を担いでやぐらに突進。気勢を上げて激しくもみ合った。

 この日は、みこしの巡行があり、絢爛(けんらん)豪華な九つの屋台が町内を練った。20日はまつり広場などで屋台の曳(ひ)きそろえがあり、獅子舞やからくり、子ども歌舞伎といった奉納芸の上演がある。

 祭りは11年ぶりに土、日曜日に当たる。市観光協会は昨年より1万人多い6万人の来場を見込んでいる。