本丸跡の土台に残る石垣。「織豊系城郭」の面影を今に伝える=可児市兼山、美濃金山城跡

本丸跡の土台に残る石垣。「織豊系城郭」の面影を今に伝える=可児市兼山、美濃金山城跡
記者独断の5段階評価

難攻不落度

「切り立った山に築かれ、正面側は入念な曲輪配置」


遺構の残存度

「各所に石垣や柱の礎石。破城の痕跡は見どころの一つ」


見晴らし

「出丸跡の駐車場と、頂上からはかつての支配地が見渡せる」


写真映え

「景色や石垣など。出丸跡の石垣は〝映えスポット〟か」


散策の気楽さ

「出丸跡駐車場への道は狭いので運転には注意を。麓にも駐車場があり登山道が整備されている」


 静寂の森の中、人為的に崩された石垣が残る。美濃金山(かねやま)城(可児市兼山)は、関ケ原の戦い後に廃城となり、400年以上たった今も、戦国末期のまま時が...