
ニャンバーワンでは、ペットのためのお役立ち情報や動物に関するぜひ知ってほしいメッセージなどを紹介します。
[特集]獣医師会からメッセージ
岐阜県獣医師会は、動物愛護活動をはじめ、食・医療・災害時対策など、よりよい人と動物の共生を目指し、様々な事業に取り組んでいます。
知っていますか?動物の愛護及び管理に関する法律
動物は、家族の一員として、私たち飼い主に幸福を与えてくれる大切な存在です。
一方で、飼いきれないほどの多頭飼養やネグレクトによる飼養放棄、一部の動物取扱業者の不適切な取扱いにより、劣悪な環境下におかれる動物たちがいます。
このような状況を受け、動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護管理法)が改正されてきた歴史があります。2021年6月1日施行の改正法では、動物取扱業者が動物を繁殖・飼養・販売するにあたって、動物のストレス低減や健康維持のための細かな基準が設けられました。
飼養施設に関しては「ケージの大きさの規定」「運動スペースの確保」など、繁殖に関しては「生涯出生可能回数の制限」「交配年齢の規定」など、販売に関しては「幼弱犬猫(生後57日齢未満)の販売制限」などが規定されました。
飼い主に関係が深いこととしては、新たに販売される犬猫にマイクロチップを装着することが義務化されました。これに伴い、犬猫を購入した場合はマイクロチップの登録内容を適切に変更届出する義務が生じます。
既に家庭で飼養されている犬猫については、マイクロチップ装着が義務化されたわけではありませんが、脱走時や災害時に備えて、マイクロチップを装着することをおすすめします。
加えて岐阜県では、「多頭飼養届出制度」が条例で制定、2021年7月1日より施行されています。これは10頭以上の犬猫を飼養する場合、保健所への届出を義務化するものであり、多頭飼養の環境を保健所が確認し、飼養放棄されていないか把握することを目的としています。
動物取扱業者、飼い主、動物にかかわるすべての人たちが、上記関連法規を遵守し、人と動物が幸せに共生できる社会を実現しましょう。
猫は室内で飼育しましょう!
「猫は外に出してあげないとかわいそう」と思われる方も多いかと思いますが、屋外は猫にとって危険がいっぱいです。猫に快適な室内環境を整えれば、室内で幸せに暮らすことができます。

①上下運動ができる場所をつくりましょう。
猫は立体的な移動を好みます。家具やキャットタワーで上下運動できる環境をつくりましょう。
②隠れる場所をつくりましょう。
猫は狭いところを好みます。安心できる隠れ場所をつくりましょう。
③外が見える場所をつくりましょう。
猫は窓から外を眺め、動くものを見るのが大好きです。
④爪とぎを用意しましょう。
家具や壁を傷つけられる前に、猫の好みの爪とぎを用意しましょう。
⑤トイレは複数設置しましょう。
トイレの数は猫の頭数プラス1個が理想です。毎日きれいにしてあげましょう。
⑥猫のおもちゃを用意しましょう。
安全な猫用おもちゃを用意しましょう。一人遊びや飼い主さんとの遊びはストレス解消になります。
⑦不妊手術をしましょう。
発情に伴うストレスを無くすことで、猫も飼い主さんもストレスなく生活できます。
岐阜県獣医師会 夜間救急動物病院 岐阜市西川手6-41
TEL.058-242-9915
診療時間/21:00〜1:00(年中無休)
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