春は、就職や職場異動で新たな場所へ通勤する人が増える季節。お子さんの進級・進学で、通勤途中に送迎をすることになる人も多いかもしれません。ただでさえ、慣れない環境でストレスを抱えやすい新生活。新生活をスムーズに始めるために、通勤時間は重要な要素です。毎日の通勤だけで疲れてしまう…ということがないように、事前に職場までの通勤時間をチェックして、最適なルートや方法を考えておくことが大切です。

車社会の岐阜県では、ラッシュアワーの渋滞が課題に

 岐阜県は、1世帯あたりの自動車保有台数が全国8位にあたる1.53台で、自動車の利用率も高い地域。特に通勤では、約7割の人が自動車を使用しています。しかも、多くの企業が始業時間を8時30分頃にしているため、同じ時間帯に多くの人が通勤して、渋滞が起こりやすいのが現状です。新生活の通勤を快適にするためには、このラッシュアワーをどう乗り切るかが、大きなポイントになります。

渋滞を避けるために、わたしたちができること

 渋滞は仕方ないことではありますが、通勤時間も大切な自分の時間。あきらめず自分ができることを考えることで、通勤時間を少しでも快適にできるはずです。そこで、ここでは渋滞を回避して通勤のストレスを軽減する、4つのアイデアを紹介します。
 

1.出勤時間をずらしてみる

 渋滞しやすい時間を避けて家を出るようにすれば、渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに出勤できます。朝の時間に余裕が出ると、メンタルも安定して集中力もアップするといわれています。早めに家を出て、会社の近くでゆっくり朝食をとったり、職場で読書や資格の勉強をしたりと、自分の好きな時間を楽しむ“朝活”を取り入れると、充実した一日が過ごせそうです。
 

2.ワークスタイルを見直してみる

 コロナ禍の影響や働き方改革の推進によって、自由に勤務時間を選択できるフレックスタイム制や、自宅で仕事ができるリモートワークなど、さまざまな働き方を取り入れる企業が増えています。こうした制度を活用して、通勤時間を削減したりずらしたりすることで、疲労もストレスも軽減でき、時間も有効に使えます。一度勤務している会社の制度を調べて、自分に合った働き方を検討してみてはいかがですか。
 

3.交通手段を変えてみる

 思い切って車以外での交通手段を考えてみるのも一つの手です。公共交通機関を利用するのもいいですが、ウォーキングやサイクリング気分で徒歩や自転車での通勤もおすすめ。朝夕の通勤で運動不足も解消でき、心も体もリフレッシュします。交通費も節約できるので、お財布にもやさしいのが魅力です。

4.通勤ルートを変えてみる

 新たに車が少ない通勤ルートを見つけてみるのもおすすめです。最短ルートではなくても、走りやすい道を選ぶと、思ったより短い時間で到着できる場合があります。新生活が始まる前にいくつかの道順を試して、安全にゆとりをもって運転できるルートを探してみてください。新しい道を通ることで、今までに気がつかなかったお店や風景にも出会えるかもしれません。

※生活道路では、抜け道として利用しないといった注意と配慮が必要です。

ちょっとした工夫で、ラッシュアワーをギフトアワーに!

 いかがでしたか。朝夕の通勤・通学時間帯に、どうしても渋滞が発生しがちな岐阜県。その中で、できるだけストレスフリーに通勤ができるちょっとした工夫が、ラッシュアワーを自分の時間を楽しむ「ギフトアワー」に変えてくれるかもしれません。毎日の生活をより豊かに、そして快適にするために、4月からの新生活に向けて通勤について考えてみませんか。

 問い合わせは岐阜県道路交通渋滞対策推進協議会事務局 国土交通省 中部地方整備局 岐阜国道事務所 計画課、電話058(271)9815。

 

<岐阜県道路交通渋滞対策推進協議会>
(構成員)国土交通省中部地方整備局、国土交通省中部運輸局、岐阜県、岐阜県警察本部、多治見警察署、高山警察署、飛騨警察署、下呂警察署、岐阜市、大垣市、美濃加茂市、各務原市、可児市、多治見市、土岐市、瑞浪市、高山市、飛騨市、下呂市、中日本高速道路株式会社名古屋支社、他9団体

[PR]PRESENTED BY 岐阜県道路交通渋滞対策推進協議会