新日本海フェリー(大阪市)の大型カーフェリー「けやき」(約1万4300トン)の進水式が29日、山口県下関市の三菱重工業下関造船所であった。12月までに内装を仕上げるなどし、小樽(北海道)―舞鶴(京都)間で就航する予定。
旅客定員は286人。水の抵抗や揺れを低減させる機能がある省エネ型で、同航路で運航中の既存船2隻より「5%の省エネが実現可能」としている。
式典では一般の見学者ら約1600人が見守る中、新日本海フェリーの入谷泰生社長が船名を発表。ドックにつながれていた「支綱」が切断された後、船体はゆっくりと船台を滑り、着水した。