熊本県警は28日、パトロール中の同僚警察官を呼び出し、飲食店から自宅までパトカーで送らせたとして、20代の男性巡査長を停職1カ月の懲戒処分にした。巡査長は「遅い時間でタクシーがつかまらないと思った」と話しているという。

 県警によると、巡査長は昨年10月、県内の飲食店で知人女性に不適切な行為をした。その後、自らや女性らをパトカーでそれぞれの自宅まで送らせた。

 また県警はこの日、今年2月に酒気を帯びた状態で運転したとして30代の女性巡査長を書類送検し、停職1カ月の懲戒処分とした。同日付で依願退職した。

 大島誠吾首席監察官は「信頼回復に全力を尽くす」とコメントした。