ホワイトハウス(共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権は25日、全米で相次いでいる留学生ビザ(査証)の取り消しを撤回する方針を示した。ロイター通信が報じた。ただ、ビザ審査に関する新たな政策を決めるまでの一時的な措置とされ、混乱は続きそうだ。

 トランプ政権下では厳格な不法移民対策に伴い、ビザや滞在資格の取り消しが多数報告されている。ロイターによると、1月に政権が発足後、留学生のビザ情報を管理している移民・税関捜査局(ICE)のデータベースから4700人以上の記録が削除された。

 ビザを取り消された留学生らは差し止めを求めて各地で提訴。今回の撤回方針はそのうち一つの審理で明らかになった。