【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで記者団に「われわれが事実上、軍の面倒を見ているのに、貿易で公平な扱いを受けていない国がある」と述べた。ただ「軍事は別の問題だ」とし、各国とのどのような取引にも軍事を絡めるつもりはないと主張した。従来の姿勢と異なり、発言の真意は不明だが、同盟関係にある欧州や日本を念頭に置いている可能性がある。
トランプ氏は10日に、日米安全保障条約は不公平だと不満を表明し、両政府の貿易交渉で日本に防衛費や在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額を要求する構えを見せていた。