気象庁は25日、スマートフォンなどで気象状況を確認できる「デジタルアメダスアプリ」の対象を全国に拡大した。知りたい場所を選択すると、ピンポイントで降水量や気温の解析値などが表示される。昨年4月から北海道を対象に試験的に公開していた。

 気象庁によると、気象衛星ひまわりや、レーダーによる観測を組み合わせ、地域気象観測システム(アメダス)の観測点から離れた地域について詳細な情報が得られることが特徴。期間を設定して気温や降水量の積算を出すことができ、農業などへの活用も想定している。

 気象庁の担当者は「旅行先の天候を知りたい際など、幅広い場面で使ってもらいたい」としている。