大神神社の「薬まつり」で薬草を供える神職=18日午前、奈良県桜井市

 奈良県桜井市の大神神社で18日、製薬業者や医療関係者らが無病息災と薬業の発展を祈る「鎮花祭」が開かれた。春に咲いた花が散る時に広がるとされた疫病を鎮めるため始まったと伝えられている。「薬まつり」とも呼ばれ、1300年以上の歴史がある。

 約160人が参列し、神前には薬草の忍冬(スイカズラ)やゆり根が供えられ、全国の製薬関係約250社から約2200点の医薬品が奉納された。医薬品は福祉施設に寄付される。