スピードスケート男子短距離の新濱立也選手(28)=高崎健康福祉大職=が沖縄・石垣島での個人合宿中の16日に交通事故に遭い、顔面骨折などの大けがを負ったと19日、マネジメント会社が発表した。意識はしっかりとして会話もできるものの、今後は顔の整復手術が必要で当面は治療に専念するという。

 新濱選手は自転車での路上トレーニング中に一般車両と接触。救急搬送先の現地の病院で、左膝の裂傷や全身打撲も確認された。現在は東京都内の病院に転院しており、精密検査の結果から慎重に復帰への方針を決めるとした。メダルを目指す来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪への影響が懸念される。

 新濱選手は19日に自身のインスタグラムを更新。病室のベッドに横たわる写真を添え「今は一日も早く氷上に戻れるよう、前を向いて頑張ります」などとつづった。

 北海道出身で2022年北京五輪代表の新濱選手は500メートル日本記録保持者。24〜25年シーズンのワールドカップ(W杯)500メートルでは1勝を挙げ、種目別総合で3位に入った。