連合の芳野友子会長は17日、公明党本部で斉藤鉄夫代表と面会し、選択的夫婦別姓制度の早期実現に向け協力を要請した。斉藤氏は「この問題は個人の尊厳に関わる問題だ。解決へしっかり頑張っていきたい」と応じた。
芳野氏は、1996年に選択的夫婦別姓の導入を盛り込んだ法制審議会(法相の諮問機関)の答申を念頭に「多くの女性が30年も待たされ、キャリアの阻害要因になっている。政治の怠慢ではないか」と訴えた。
斉藤氏側は、別姓を選択する夫婦は子供の姓を婚姻時に定めるとした法制審案をベースに議論を加速したいと説明し、連立を組む自民党の理解を得るよう努めていく考えを示した。