タクシーやハイヤーの運転に必要な普通2種免許の取得について、警察庁は17日、受講すべき教習時限数を削減する道交法施行規則改正案などを明らかにした。なり手が不足する運転手の確保に向けた取り組み。現行の計40時限を29時限に減らし、最短教習日数は6日から3日に短縮される。
地方で公共交通網が縮減される中、業界団体が改正を要望していた。国土交通省によると、タクシー運転者数は2013年度は約36万人だったが、22年度は約24万人と減少傾向にある。18日から来月17日までのパブリックコメント(意見公募)を経て、施行は9月1日の予定。