【モスクワ共同】モスクワの裁判所は15日、昨年2月に獄中死した反政府活動家ナワリヌイ氏が生前に設立した「反汚職闘争基金」の活動に協力したとして、ロシア人記者の男女計4人にそれぞれ懲役5年6月の判決を言い渡した。4人は基金の活動内容を報じただけだと主張し罪状を否認していた。タス通信などが報じた。

 反汚職闘争基金はロシアで過激派団体に指定され、活動が禁止されている。

 判決を受けた4人のうち2人はロシア独立系メディア「ソタ・ビジョン」で勤務。他の2人はそれぞれロイター通信やAP通信に協力していた。裁判は非公開で行われたが、弁論開始前には米国やフランスの外交官が駆け付けた。