【ワシントン共同】米商務省が16日発表した3月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比1・4%増の7348億ドル(約105兆円)だった。自動車・同部品が5・3%増と大きく伸びた。トランプ政権による4月の自動車関税発動を前にした駆け込み需要の可能性もある。
プラスは2カ月連続。伸び率は金融市場の予想を上回った。月ごとの変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高は0・5%増で、こちらも市場予想を上回った。
業種別では他に建材・園芸用品が3・3%、飲食料品は0・2%それぞれ増えた。一方ガソリンスタンドは2・5%減り、家具も0・7%減だった。
全体の前年同月比は4・6%増、自動車・同部品を除いた売上高は、3・6%増えた。