石川県輪島市は15日、昨年元日の能登半島地震に伴う火災で焼失した「朝市通り」周辺地域で道路の復旧に向けた測量を開始した。今後、土地の区画を決め、早ければ2025年度中の建物着工の目標だが、地権者への意向確認など課題は多い。
市によると、地元住民らでつくる協議会がまとめた整備計画に基づき一帯の道路を復旧。狭い通り沿いにあった建物は現行の建築基準法上そのまま再建することができないため、通りは景観維持で残しつつ、十分な幅を確保した道路を新設して区画整理を進める。
市は今年9月上旬までに測量を終える予定。