【ニューヨーク共同】9日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=143円99銭と昨年10月以来、約半年ぶりの円高ドル安水準を付けた。その後、トランプ米大統領の交流サイト(SNS)への関税策を巡る投稿をきっかけにドルが買い戻され、148円台まで急落する場面もあった。

 トランプ政権の関税策に対する警戒感から、相対的に安全資産とされる円を買ってドルを売る動きが先行。トランプ氏が「相互関税」として発動した措置のうち、第2弾の上乗せ分について90日間停止するとSNSに投稿したことを受け、円売りドル買いが加速した。