
サ高住としては珍しく看護師常駐 3月開所のライフ・ネット忠節(岐阜市)
「介護が必要になっても住み慣れた地域に住み続けたい」とは誰もが願うこと。岐阜市忠節町に今月1日にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ライフ・ネット忠節」の副施設長、片岡さんに地域福祉への思いや新施設の特徴を伺いました。

-地域に向けた思いは。
施設のあるエリアは高齢者の割合が高いと言われており、実際に「工事のときから気になっていた」と、近くにお住まいの方が多数見学に来てくださっています。先日も喫茶店でモーニングを食べているという仲良しグループが来てくださり、「慣れた場所で知った人と一緒に住めたら良いため見学に来た」とおっしゃっていました。すでに入所された方も、この地域の方が多くいらっしゃいます。
ライフ・ネットグループは10年前から岐阜市内でサービス付き高齢者向け住宅を手掛けてきましたが、中心部に近い長良川より南のエリアには初進出です。さらにはグループ最大の86床の規模ですので、地域のニーズにこれから応えていくことができるのではとうれしい限りです。
ただ、当施設は要介護1以上の方が対象ですので、元気に一人暮らししている方の場合、気に入っていただいたところですぐに住めるわけではありません。しかし、オープンしたての今は、今後の選択肢として見てみたいという方が見学しやすい時期。随時受け付けていますし、他法人の施設も併せて、動けるうちに見学し、ご自身に合った施設を見つけていただければと思います。


-ライフ・ネット忠節の特徴は。
サ高住としては珍しく、看護師が常駐していまして、2階部分は医療行為が常時必要な方にも過ごしていただけるナーシングとして運用しています。3、4階は一般居室で、1階は2~4階の方が日中過ごすデイサービスです。
施設内の厨房(ちゅうぼう)で調理する食事も自慢で、月1回は、国内外の郷土料理などを楽しんでもらう「味の旅」という特別メニューを提供。今月のテーマは「京都」で、サバの棒ずしやあんかけ茶わん蒸しなどを予定しています。
-どんな施設を目指しますか。
現在のスタッフは、ライフ・ネットの別施設で働いていた方と、他法人で働いていた方で、気さくな方が多く、すでに協力体制が取れていると思います。それぞれがこれまで経験してきた施設の良さをここで融合させられると良いですね。
そして、利用者はもちろん家族の方も、そしてスタッフも安心できる施設にしていきたいです。