
五明さん(特別養護老人ホームるぴなすビラ 岐阜市)

15歳の時に寝たきりだった祖父が亡くなりました。しっかりと関われなかった後悔は大きく、告別式の場で必ず介護の仕事に就くと誓いました。とは言え、実際に介護の仕事に就いたのは40歳を過ぎてから。他の仕事をしながら、介護の勉強や高齢者や非行少年と関わるボランティアをしながら心の準備を進めていきました。
そして介護職員になったわけですが、最初に勤めた施設は利用者への向き合い方に疑問を感じることがあり、長くは続きませんでした。ある日、るぴなすビラの夏祭りを見て、利用者も介護職員も生き生きとしている姿に「絶対に良い施設。ここで働きたい」と転職。その直感は当たっていたようで、頼れる上司や相談し合える同僚に恵まれ充実した毎日を過ごしています。
働く中で利用者への対応に困ることもありますが「課題をいただいている」と受け止め、大変さこそがやりがいだと感じています。周りから不思議がられるほどの介護好き。これからも一人一人としっかりつながり、相手の「どうしたいか」を探っていきたいです。