8日午前の東京株式市場で、日本製鉄の株価が急伸し、前日終値から一時約11%上昇した。日鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画が進展するとの期待感から買い注文が入った。

 トランプ米大統領は7日、買収計画を改めて審査するよう対米外国投資委員会(CFIUS)に命じる大統領覚書に署名。トランプ氏が否定的な立場を取ってきた計画が、一転して前進する可能性が出てきたと判断された。