前日比1876円00銭高の3万3012円58銭をつけた日経平均株価の終値を示すモニター。上げ幅は過去4番目の大きさとなった=8日午後、東京都中央区

 8日の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価(225種)は前日比1876円00銭高の3万3012円58銭で取引を終えた。終値の上げ幅は過去4番目の大きさ。前日の米ハイテク株上昇や外国為替市場の円安ドル高進行が支えになり、半導体や自動車株などが買い戻された。前日は2644円安を記録しており、トランプ米政権の関税政策に相場が振り回され、株価の乱高下が続いた。

 米関税政策への警戒感から前日に大幅下落した反動が出た。取引時間中に前日終値からの上げ幅が2100円を超える場面もあった。

 東証株価指数(TOPIX)は143・36ポイント高の2432・02。出来高は26億3771万株だった。

 週明け7日のニューヨーク市場では、ダウ工業株30種平均が前週末比349・26ドル安の3万7965・60ドルで取引を終えた。世界景気の後退が懸念される半面、関税発動延期への期待感も出て売り買いが交錯した。