長崎県・壱岐島沖で3人が死亡した医療搬送用ヘリコプター事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官は8日午前、福岡和白病院(福岡市)から運航を委託されたエス・ジー・シー佐賀航空(佐賀市)に調査に入った。機体整備や運航の状況などを聞き取り、原因究明を進める。
調査官は7日、病院に調査に入り、機長ら搭乗者3人や運航管理の担当者から話を聞いていた。
同社は昨年7月、福岡県柳川市で2人死亡のヘリ墜落事故を起こし、和白病院は搬送用ヘリの運航を一時休止。安全性を再確認し、同11月に運航を再開していた。
機体は2013年製のユーロコプターEC135T2+。