【北京共同】英紙フィナンシャル・タイムズは6日、中国の劉鶴・元副首相の息子で中国の投資会社の創業者が中国当局の調査を受けていると報じた。金融関連の不正が疑われているとの情報がある。複数の消息筋の話としている。

 劉氏は習近平国家主席の経済ブレーンとして2023年まで副首相や共産党中央財経委員会弁公室主任を務め、第1次トランプ米政権との貿易交渉を担った。

 息子への調査は電子商取引大手アリババグループ傘下で電子決済サービスを運営するアント・グループが20年に上場延期となった問題と関係があるとの見方が出ている。