展示会でポーズをとる、トヨタ自動車で旧車の復刻部品提供などの担当部門トップを務める高橋智也氏(右)ら=11日午後、千葉市の幕張メッセ

 トヨタ自動車は、往年の名車をはじめとした旧車の部品販売や愛好家の仲間づくり支援といった取り組みを「トヨタ・クラシック」と名付け、強化する。車文化の醸成を狙う。11日に千葉市の幕張メッセで開かれた展示会で、活動内容を紹介した。

 トヨタは「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」という愛好家の声に応えるため、過去に廃番になった部品を再販売する取り組みを2020年に始めた。現在は「スープラ」など8車種の計294品番を復刻部品として販売している。

 トヨタ系で車の定額利用事業を手がけるKINTO(キント)は、愛好家のコミュニティーづくりを目的に、SNSで旧車のレンタル情報などを発信する。