中部電力パワーグリッド(PG、名古屋市)と第4管区海上保安本部の鳥羽海上保安部(三重県鳥羽市)は7日、南海トラフ巨大地震などの災害時に電気を早期復旧するための連携訓練を実施した。鳥羽市の離島で停電が発生したとの想定で、海保の巡視艇が中部電PGの人員や資機材を島へ運んだ。
訓練では、鳥羽港に停泊していた海上保安庁の巡視艇「しまなみ」に、中部電PGの社員4人が資機材を運び込んだ。資機材は作業中に感電を防ぐ工具などで、波の揺れにより船から転落しないようロープで固定してから出発。約15分かけて約3キロ東の菅島に到着した。