大阪市の人工島・夢洲の大阪・関西万博会場で労働安全衛生規則の基準値を超える濃度のメタンガスが検知され、日本国際博覧会協会が7日、現場を記者団に公開した。引火すると爆発する恐れがあるレベルの濃度だったという。事故防止のため濃度測定の回数を増やしたり、人が立ち入らないよう柵を設けたりして対応を強化する。
6日午後、会場の「グリーンワールド工区」にある電気設備の地下ピットで協会職員らがガスを検知した。ピットのふたを開けて換気すると、基準値以下に下がった。同日は、13日の開幕に備え来場者を入れて施設運営や動線を確認する予行演習「テストラン」の最終日だった。