韓国の尹錫悦氏(ロイター=共同)

 【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領の罷免を受け、60日以内に行われる大統領選に向けた戦いが事実上スタートした。世論調査では、革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表が大きくリード。尹氏の職務復帰を訴えてきた保守系与党「国民の力」は出遅れている。5日午後には保革双方の集会が予定されており、大統領選に向けた結束を確認するとみられる。

 公選法の規定により、大統領代行の韓悳洙首相は今月14日までに投開票日を決定。6月3日が有力視されている。今後、与野党の公認候補選びが加速する見通しだ。

 大統領選では、与野党とも支持層を固めた上で、中道層をどれだけ取り込めるかが鍵となる。

 尹氏の弾劾訴追を主導した李氏は熱狂的な支持者も多い半面、過激な言動や複数の刑事裁判を抱えることから拒否感を持つ中道層も少なくない。こうした点を踏まえ、李氏は2月「中道保守政権を担わなければならない」と述べるなど幅広い層への浸透を図っている。

 一方、与党側では、金文洙雇用労働相や韓東勲前代表の名前が挙がる。