15年ぶりに開催された「さくら祭り」=4日午後、福島県浪江町
 15年ぶりの「さくら祭り」で打ち上げられた花火。下は桜並木=4日夜、福島県浪江町

 東京電力福島第1原発事故の影響で中断していた「さくら祭り」が4日、福島県浪江町の請戸川沿いで15年ぶりに開催された。避難指示が出ていた期間も町民有志が桜の手入れを続けてきた。この日は一分咲きだったが、避難先の青森県から訪れた長谷川洋子さん(62)は「街並みが変わっても桜はそのままの姿でいてくれた。帰るたびに戻りたい気持ちが強くなる」と笑顔を見せた。

 請戸川沿い約1・5キロには、ソメイヨシノ約120本が並ぶ。肌寒さが残る中、町民らは、膨らみ始めたつぼみや薄いピンク色の花びらを写真に収めていた。夜には音楽に合わせて花火が打ち上げられた。