【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は3日、パレスチナ自治区ガザの情勢を協議する緊急会合を開いた。ターク国連人権高等弁務官は、イスラエルによるガザへの支援物資の搬入停止が市民を無差別に苦しめ「飢餓を戦争に利用していると受け止められる可能性がある」とし、支援を再開させるよう求めた。
英国のウッドワード国連大使も「物資搬入と電力供給の遮断は国際人道法に違反する恐れがある」と批判した。中国の傅聡国連大使は「人道支援を取引材料や武器として使うことに断固として反対する」と述べた。
パレスチナのマンスール国連大使は「イスラエルは最大限の絶望を与え、死にたくなければガザを去るしかないとパレスチナ人に思わせようとしている」と訴えた。
米国のシェイ国連臨時代理大使は支援停止には触れなかった。イスラム組織ハマスの対応がイスラエル軍の攻撃再開を招いたとの従来の主張を繰り返し、「ハマスにパレスチナ人を代表する権利はなく、ガザを去るべきだ」と語った。