不登校の児童生徒が最多を更新する中、家庭や学校に居場所がない子どもの「第3の居場所」づくりが各地で進んでいる。行き場を失った家出少女らを狙った事件は後を絶たず、政府も対策に乗り出した。専門家は「国は、民間と連携し、継続的な支援をしていく必要がある」と訴えている。
24年12月、文京区教育センター(東京)の一室。本を読んだり職員と話したりと、思い思いの時間を過ごす。NPO法人カタリバが運営するユースセンター「ビーラボ」での一こまだ。
ユースセンターとは家や学校以外で、中高生らが自由に過ごせる場所。ビーラボには1日約30人が出入りする。2年前から通う女子高生は「両親や教師から『こうあるべきだ』と求められることが苦しかった」と話す。年齢や境遇が違う人と接すると、自然体でいられるという。山本晃史館長は「一人一人と向き合い、必要なサポートにつなげている」とした。
文部科学省によると、23年度の小中学校の不登校は11年連続で増加して、34万6482人。高校の不登校も6万8770人で最多を更新した。