5罪種で摘発された「匿名・流動型犯罪グループ」メンバーの内訳

 全国で2024年に資金獲得を目的とした犯罪で摘発された「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」のメンバーは1万105人だったことが3日、警察庁の統計で分かった。うち交流サイト(SNS)上の闇バイト募集を通じて加担したのは3925人だった。匿流に関する通年の摘発統計は初めて。末端の実行役が多く、秘匿性の高い通信アプリを使うなどして身元を隠した首謀者ら中核の摘発が課題となっている。

 匿流は昨年発生した首都圏連続強盗や、昨年の被害総額が計約2千億円(暫定値)で過去最悪となった特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺に関与しており、警察庁は摘発を強化している。

 匿流が台頭する一方、暴力団構成員と準構成員らは24年末で計1万8800人と初めて2万人を下回り、統計開始の1958年以降で最少。

 統計によると、匿流メンバー1万人超のうち、警察庁が示している主な5罪種に当たるのは5203人。詐欺が2655人と最多で、窃盗991人、薬物事犯917人、強盗348人、風営法違反292人だった。