富山県射水市の新湊漁港に初水揚げされたシロエビ=1日朝

 富山県の特産で、透き通った淡いピンク色の美しさから「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビ漁が1日、解禁された。夜明け前、同県射水市の新湊漁港から沖合約3キロの漁場に向けて4隻の漁船が出港。午前7時20分ごろ、最初の船が戻り、シロエビでいっぱいの籠が運び込まれた。仲買人や漁協関係者らが籠をのぞき込み、大きさや量を確認していた。

 漁協によると、初日の水揚げは例年より少なめ。漁師の野口和宏さん(47)は「これから徐々に増えることを期待している。ぜひ新湊に来ていろんな食べ方で味わってほしい」と話した。

 シロエビは主に深海に生息し、専門の漁が行われているのは富山湾のみ。