1日午前2時10分ごろ、広島県熊野町の県営住宅12階の一室から「爆発音がして煙と炎が出ている」と119番があった。県警海田署と地元消防によると室内は全焼し、焼け跡から性別不明の2遺体を発見。部屋のベランダ下の地面に女性が意識不明で倒れているのも見つかり、搬送先で死亡が確認された。署は火災との関連や3人の身元を調べている。
署によると、現場は熊野町役場から西に約1・6キロの住宅街にある13階建ての「県営熊野住宅1号館」。70代の母親と、40代の息子と娘が3人で暮らす一室から出火した。火は約4時間後に消し止められ、隣室などへの延焼はなかった。