3月31日午後10時55分ごろ、愛知県一宮市木曽川町門間東島海の住宅で、2階のクローゼットに女性の遺体があるのを一宮署員が見つけた。署は同日、死体遺棄の疑いで住人の無職江口真先容疑者(21)を逮捕した。「間違いない」と容疑を認めている。
捜査関係者によると、遺体は警視庁に行方不明届が出されていた東京都の女子高校生(16)の可能性があり、署が身元の確認を急いでいる。女子高校生は「インターネットゲームで知り合った愛知県の友人宅に泊まりに行く」と家族に伝えていた。捜査でこの住宅にいる可能性が浮上し、駆け付けた署員が遺体を発見した。
署によると、クローゼットは江口容疑者の自室にあり、遺体の首や肩などから複数の刺し傷が見つかった。容疑者は殺害をほのめかす供述をしているといい、死亡との関連を調べる。遺体はあおむけで布に包まれ、テープで巻かれた状態だった。
逮捕容疑は31日午後11時40分ごろ、クローゼットに遺体を放置し、遺棄した疑い。
現場はJR木曽川駅から南東に約2キロの住宅や田畑が多くある地域。