【シドニー共同】オーストラリアで5月3日行われる総選挙まで1カ月となった。最大野党勢力の保守連合は、物価高騰への有権者の不満を背景に支持率を着実に伸ばしてきたが、やや失速。アルバニージー首相の与党労働党と互角の戦いになるとみられる。下院で双方とも過半数の議席を獲得できない場合、次期首相が誰になるのかを巡っては無所属議員の動向が鍵を握りそうだ。
アルバニージー氏は当初、総選挙を今月行う腹づもりだった。だが3月に東部にサイクロンが接近したため、下院解散を断念。洪水対応に専念し、選挙活動を封印した。
「票のことは頭にない。人命(を救うこと)に集中している」。記者団に選挙について問われると、淡々と答えた。
そうした中、保守連合の首相候補、ダットン自由党党首はシドニーで開かれた選挙資金集めパーティーに参加。これがメディアで批判的に報じられ、指導者の資質を問われる失点となった。
二大政党勢力が決め手を欠く中、注目されているのは無所属候補だ。