12回を終えた重岡優大(右)。判定でメルビン・ジェルサエムに敗れた=愛知県国際展示場

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級タイトルマッチは30日、愛知県国際展示場で行われ、前王者で同級1位の重岡優大(ワタナベ)はチャンピオンのメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に0―3の判定で敗れ、王座返り咲きはならなかった。

 重岡優がタイトルを失った昨年3月以来の再戦で、相手の右を浴びる場面が目立ち、序盤から劣勢となった。ジェルサエムは2度目の防衛に成功した。

 戦績は重岡優が9勝(5KO)2敗、ジェルサエムは24勝(12KO)3敗。