テレビや映画、舞台で活躍した喜劇俳優の芦屋小雁さんが28日午前6時、老衰のため自宅で死去した。91歳。京都市出身。
兄で俳優の芦屋雁之助さん(2004年死去)と共に10代で漫才の世界に入り、兄弟でコンビを組んだ。コメディアンに転じ、テレビ草創期の喜劇「番頭はんと丁稚どん」にでっち役で出演、番頭役の雁之助さん、でっち役の大村崑さんと共に人気を得て、後に映画化もされた。
ドラマ「裸の大将」「剣客商売」のほか、舞台「桜月記」「新 裸の大将放浪記」、映画「父」「どついたるねん」「長崎ぶらぶら節」「嘘八百」などでも俳優として幅広く活躍。日本喜劇人協会の副会長も務めた。