アスレチックス戦の4回、左前打を放つカブス・鈴木=サクラメント(共同)

 米大リーグのカブスは3月31日、アスレチックスと対戦し18―3で大勝した。鈴木は「3番・指名打者」で先発、5打数2安打1打点だった。

 2試合連続の複数安打と打点をマークし、チームの大勝に貢献した。開幕直後は不振だった打撃が「自分のスイングを心がけて」との言葉通り、復調の兆しを見せている。

 前日30日のダイヤモンドバックス戦では今季初本塁打を含む初の複数安打。その勢いで迎えたこの試合では、一回の第1打席で左翼への犠飛を放って先制点となる打点をマークした。第3打席では左前打、さらに最終打席では三塁線を破る左翼への二塁打を放った。

 昨季2年連続で打率2割8分、20本塁打以上を達成し、チームの主軸として期待される。3三振も喫したが、一時は1割を切った打率を2割台に戻し、ようやくエンジンがかかってきた状況だ。計21安打18点の大勝に、カウンセル監督は「全員がいい仕事をした」と上機嫌だった。(サクラメント共同)