桜の名所として知られる石川県の第三セクター「のと鉄道」能登鹿島駅(穴水町)で30日、近隣住民がぼんぼりを設置した。「能登さくら駅」の愛称が付けられ、毎年多くの花見客が訪れる人気スポット。昨年の能登半島地震で被災後に全線で運転を再開して4月6日で1年となるのを前に、被災地復興への思いを込めて作業を進めた。
ぼんぼりはホーム上や駅前に計約60個飾られ、夜桜を照らす。この日、桜はまだつぼみだったが、地元の老人会が中心となってホーム上にロープを張り、ぼんぼりを次々とつり下げていった。
能登鹿島駅のホーム付近には旧国鉄時代に植えられた約100本のソメイヨシノの並木がある。